地球上の陸地30%を占めるアジア。一方で、そのなかに実に世界の60%もの人口が密集し生活をしています。その地形は東西南北に伸び、気温と降水量の2点から判断する各種気候区分がほぼ全て含まれるほどに地理的に多様で変化に富んでいます。
永久凍土が広がり無樹木気候に分類される北端のツンドラ気候の荒野から、内陸部にはマツ [Pine]・カバ [Birch]を中心としたタイガと呼ばれる大針葉樹林、ブナ [Beech]・ナラ [Oak]など落葉広葉樹林の熱帯モンスーン気候、更に南下すると優良高級材としても知られるチーク[Teak]やマホガニー [Mahogany]が分布する熱帯雨林気候まで。素材となる樹木の生育環境を想像しながらデザインを探すのも面白いかもしれません。